【入院】請求書を見て「ぎょっ」とせずに「ホッ」とするために…利用したい『高額療養費制度』って?【手術】

病気・難病

病気やけがは、思わぬタイミングで突然やってくるものです。

フライパン猫
フライパン猫

アイツら、こっちの都合なんて知ったこっちゃないんだ…。

本当に勝手なんだ…。

突然の入院、手術、繰り返す通院…。

どれくらいお金かかるんだろう?払えなかったらどうしよう?

ただでさえストレスの多い闘病生活に、お金の心配まで加わると心が休まりません。

支払いが多くなってしまったとき、多くなりそうなときにぜひ利用してほしい制度を紹介します。

『高額療養費制度』です。

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高額療養費制度って?

高額療養費制度とは、医療費が高額になってしまったとき、なりそうなときに利用できる制度です。

もし入院や手術で何百万円もかかったら?払わなきゃいけないの!?と、お思いかもしれませんが、心配いりません。

この制度を利用すれば、1か月に支払う医療費に上限がつきます。オーバーした分は後で返してもらえます。

利用すると、どうなるの?

具体的に、医療費はいくらになるの?

以下が自己負担限度額(1か月にMAX支払う額)の表です。

出典:厚生労働省資料

(注※ 70歳以上の方は設定された額が違うので、こちら(厚生労働省HP)でご確認ください)

例えば年収300万円の方なら、1か月に支払う医療費は、MAXで57,600円です。

10万かかろうと30万かかろうと、MAXは57,600円で、それ以上支払った分は返してもらえます

また、三か月連続でMAXに達した場合は、4か月目から上限44,400円になります。

これは本当にすごい制度です。利用しない手はありません!

誰が利用できるの?

利用できる条件は以下の通りです。

  1. 公的医療保険に加入している
  2. 保険料をきちんと納めている

医療保険って、ア〇ラックとか…?とお思いの方、そちらではなく、“公的”医療保険の方です。

日本に住んでいる人なら、全員加入しています。

ご自身が加入している医療保険の種類、おわかりでしょうか?

「国民健康保険」「協会けんぽ」「組合健保」など…。

一度お手持ちの保険証をご確認ください。

なぜ確認が必要かと言うと、制度を利用するためには申請が必要なのですが、その方法が保険の種類によって違うからです。

どうやって利用するの?

この制度を利用するには、加入している医療保険に「高額療養費支給申請書」を提出する必要があります。払いすぎたお金がこれにより返ってきます。

申請方法は……細かく解説したいところですが、保険によって方法が違います。

加入している保険のHP、もしくはこちら(厚生労働省HP)でご確認ください。

まずは、『限度額適応認定証』を手に入れよう!

いくら後でお金が返ってくるといっても、いったんは支払わないといけないんでしょ?きついわ…・・・

一時的とはいえ、その支払いでも負担は大きいものです。

そこで、はじめからMAX額以上を払わなくてよくなる方法もご紹介します。

退院(支払い)までに、『限度額適応認定証』を手に入れましょう。

『限度額適応認定証』とは、“この人の1か月の医療費上限額は○○円ですよ”と証明する書類です。

支払いの時に窓口でそれを見せればOK。上限以上のお金を支払わなくてよくなります。

入院や手術が決まり、医療費が高額になりそう…とわかっているなら、あらかじめ「MAXに達しそうです!」と申請をしておくことで、不要な負担がなくなるわけですね。

とても便利な仕組みです。

『限度額適応認定証』の入手方法は…こちらも加入している医療保険への申請が必要です。保険によって方法が違うので、各保険のHPをご確認ください。

コロナ禍の現在、多くの医療保険は郵送による申請に対応しています。

しかし郵送だと、手元に認定証が届くのに数日~数週かかることがあります(フラ猫が申請した時は5日ほどかかりました)。

入院や手術が決まったら、あわただしい中とは思いますが、すぐに!申請手続きに取り掛かりましょう。

※2021.2 追記 マイナンバーカードがあれば申請手続き不要!

2021年3月より、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになります。

様々なメリットがあるこのサービスですが、中でも、上限額以上の支払いがハナから免除される=限度額適応認定証が不要となる点は注目です!

フライパン猫
フライパン猫

な、なんだって~!!

ここまで書いてきた諸々の申請や手続きが、全部不要になるわけです。

なんとありがたい!

マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータルで、健康保険証利用の申し込みをしましょう。フラ猫もやってみましたが、簡単にできますよ。

マイナンバーカードをお持ちでない方は、これを機に作っちゃいましょう!通院・入院を繰り返しがちな我々疾患持ちは必携かもしれんですね…

詳しくはこちら(リンク先:政府広報オンライン マイナンバーカードが健康保険証に!)をご確認ください。

注意!このお金は別で請求されます

上限額が設定されていても、実際の支払いはそれに+αされることが多いです。

なぜなら、以下の場合に発生するお金は上限額に含めず、別で計算されるからです。

上限額分だけお金を用意しておけば大丈夫!というわけではないので、お気を付けください。

入院と通院は別計算

入院は入院、通院は通院でそれぞれの支払いに上限が設定されます。入院費と通院費を合算することはできません

2つ以上の病院にかかっている場合は別計算

別々の病院でかかった医療費を合算することはできません

同じ病院でも歯科は別計算

ひとつの病院の様々な科にかかった場合は、合算することができますが、歯科だけ合算できず別計算になります

食事代・ベッド代や、保険外診療は別請求

食事代やベッド代は(保険適応で3割負担にはなりますが)、上限額とは別に請求されます。また、保険の効かない診療(先進医療など)でかかるお金は、上限額内には含みません。

実際1か月入院したらどれくらいかかるの?(管理人フラ猫の場合)

実際に管理人フライパン猫が入院した時の、まるっと1か月分の請求書があったので見返してみました。

10月1日~10月31日までの31日間

・入院中に限度額適応認定証を入手できた

・設定された上限額は80100円+α

入院先や受ける検査、治療等により、費用は異なります。

食事代や部屋代なども病院によって異なります。

あくまで管理人のケースであり、たとえ上限額や入院期間が同じでも、必ず記載した金額と同じになるわけではありません。参考程度にお願いいたします。

フラ猫の入院時1か月間の領収書を見てみると…

 医療費 約86,000円

+食事・ベッド代 約60,000円

+その他(診断書代、消費税など) 約6,000円

=約152,000円

(ここに入院用レンタルセット代で+約15,000円

食事代やベッド代がかかるので、実際の請求は上限の80,000円よりかなり多かったです。

また、入院期間は9月後半~11月前半だったため、9月分と11月分の医療費は別途請求されました(医療費の上限が適応になるのは“その月のはじめから終わりまでの1か月分”です。入院開始から30日間、とかではないので注意!)。

やっぱり入院ってお金がかかりますね……

ただ、保険が適応になる前の金額は、実際に請求された金額と比べると、0の数が違いました。

目ん玉飛び出るかと思った。

本当に医療保険という制度に感謝しました…

どうしても払えなければ…貸付制度もある

負担が大きく、どうしても支払いが難しい場合は、『高額療養費貸付制度』があります。

詳しくは加入している保険にお問い合わせください。

お金に困っている場合は、病院の医療事務さんや、医療ソーシャルワーカーさんに、ぜひ相談してみてください。利用できる制度を紹介してもらえることがあります。

日本が誇る国民皆保険制度。

少ない負担で高度な医療を受けられるだけでなく、負担を軽くする制度も多く存在します。お金がかかるかも…と通院や治療をためらうのは、本当にもったいないことです。それで容体が悪化してしまうのは、とても悲しい。

様々な手段を活用しながら、お金と心の負担を少しでも軽くして、万全の状態で治療に臨みましょう。

少しでもお身体が良くなりますように!

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