七日を待たずして七草がゆ食べた

ちょっといい肉食べると、すぐ胃もたれする芸人です。
おいしかったなあ飛騨牛…。年末はすき焼き派です。フライパン猫です。
ところで、胃、元気ですか?
世間は仕事はじめなのに、私の胃は年末年始酷使したばかりに、仕事納めかけてます。
まずい。いやご飯はおいしかったけども。
しかし制限の範囲内とはいえ、年末年始は贅沢するやで~!とウッキウキでいた割に、3日目くらいで白旗を上げた自分の雑魚キャラ感に、我ながら悲しくなりました。高いものって大量に食べれない法則、あるよね…。
というわけで。

七日を待たずして七草がゆに手を出す、という禁じ手を打つ雑魚キャラ。
実は、今日が七草がゆ作りデビュー戦です。
いきなり掟を破るだなんて、即刻破門されそうですが、胃にはまだまだ頑張ってもらわないと困りますからね。健康優先。
しかし七草、どれがどれだ??
無知の極み日本人、付属の解説書片手に困惑。
どうやって作ろう……。
でも、言うてもお粥一族だし、通常のお粥と同じテンションで臨めばできるのでは?
…できるのか?
できる気がしてきた。
作っちまえ~!
と、O型由来の勢いだけで取り掛かろうとしていますが、果たしてうまくいくのか…?
春の七草の見分け方
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
子どものころ呪文のように唱えていたので、名前だけは覚えていましたが、その姿かたちは全く知らなかったです(刻まれた状態でしか会ったことなかった)。
初めまして、本当の君。

解説書と照らし合わせてみて、七草素人、何とかふるい分け。
セリ=ひょろくて根っこ付き
ゴギョウ=葉っぱが白い
ハコベラ=葉が雫っぽい
この辺は特徴がハッキリしているのでわかる。
ナズナとホトケノザ……君ら似過ぎじゃないか?生き別れか?
ナズナ=大根のような葉っぱ
ホトケノザ=タンポポのような葉っぱ
だそうです。同じギザ系の葉っぱだけど、ナズナの方がギザが強い感じかなぁ。
スズナ=かぶ
スズシロ=だいこん
う、嘘でしょ……?(自分の無知さに頭を抱える)
その正体が、まさかこんな身近な存在だったとは。ずっとそばにいてくれてたんだね…感がすごいです。
お出汁で減塩七草がゆレシピ
お粥って、レシピの最後は大抵、「塩で味を整える」で締められてると思うんですが、味が整う程度の塩ってどれくらいなんでしょう?
ざっとレシピを調べてみたところ、「塩1~2つまみ」が多かったです。
塩1つまみ=1g弱(超個人差あり)なので、勢い余ると塩塩粥になっちゃいそう。
なので水じゃなくてお出汁で作ってみます。
カツオと昆布のあわせだし。

先に白状しておきますが、こんなの休みの日にしかやらんやで……。
「市販の顆粒出汁は塩分高いから、うちのお出汁はいつもこれです」
とか。言ってみたい。
丁寧な暮らしを送っていると見せかけて、普段は根っからの味パンダ信者です。
(ちなみに平常時はリケンさんの素材力だしにひれ伏しています)
あわせだしの参考レシピはこちら。これで塩分量0.3gくらいだそうです。
土台にこのお出汁というフィールド魔法があれば、最後に味を決める塩も少なくて済むんじゃね?という魂胆です。
①七草たちを刻みます。なんとなく葉たちと根たちに分けました。

②根たちは先に火を通します。面倒くさいのでレンチンします。

ラップをして2分くらい。
その際、酒をシャッとまぶしました。理由としては、お酒が好きだからです(※料理酒には食塩が含まれているものもあるので気を付けてください)。
③お出汁にinします。

④レンチンした冷凍ご飯を入れます。

さらっとしたお粥が好きな人は、先に水洗いするといい気がします。
⑤魔女のように鍋を見つめながらかき混ぜ、好みのお粥に近い形態になったら、葉たちを入れます。

⑥さっと混ぜてひと煮たち。
以上!
実食

盛り付けました。
お出汁のみでほかの調味料(酒除く)は加えてない状態ですが、まずは一口いただいてから判断することにしました。
いざ、実食!

いただきます。
……。
……あれ、けっこう美味いぞ。
ちゃんとお出汁の香りがするので、おかずによっては、このままでもいいかもしれません。
もうちょい味がぼやけるかなと思っていたんですが、お出汁の力に驚き。
すごいな、と思いました(小並感)。

味パンダ様、召喚。
5振りで塩分量0.15g。出汁と合わせて0.45g。
いけるやん!
自分は一食あたり2g程度の塩分制限中なので、この量だったら、おかずが少ししっかりした味付けになっても大丈夫そうです。これはありがたい。
おいしく、胃にも優しく、体にも優しくいただけました。
あと七草についても勉強できました。来年までに七草判別力をもう少し上げて、ドヤれるくらいになりたいと思います。
ごちそうさまでした!
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